平成15年8月

某月某日

俗に言う「 ネコは家に付き、イヌは人に付く」という真理から発して「雇われマダムが店を変わって付いてゆく客はイヌ型、マダムが代わろうが同じ店に来続ける客はネコ型」という分類に到る。

政党に当てはめると、
共産、公明は(イデオロギーであれ宗旨であれ)ご本尊様の家に付くネコ。これと対極にあるのが、小沢さんという言わば「雇われマダム」に付くイヌの集まる自由党。
主人の属する自民はネコ型のイヌ(人には付いてゆくが、その人は家に付いている)とイヌ型のネコ(家に付いているが人に付いて行ってしまうものもある)の寄り合い所帯。また、民主は常に新しい家を求めているイヌ的ネコ(但し小沢さんたちが入って変質する恐れあり)。面白いのが社民。表向きは共産、公明と同型のネコであるが、実は土井さんという人に付いているイヌ、
となる。

寄り合い所帯をより政党らしくするため、原理を強化しようするとイヌ系にもネコ系にも不満が生じる。 それで政党たらしめる原理を導入し得ないから政党の体をなさぬ(この問題について、主人は嘗て池田の大御所に論争を仕掛けたことがある)。
 
この地で、およそヒトを束ねる原理を何処に見出すか。
別に新党結成などと大それたことを企てている風でもないのだが、一連の選挙を前に、主人の悩みは深いと拝察する。