議会改革の第一歩として、会派内で議会基本条例の勉強会を続けているが、同様の問題意識で自治体変容の方向性を捉えた好著に以下のくだりがある。「条例による補正により法令の「上書き」を導入すると、当然、条例を制定、改廃する件数はさらに増加する。また、法令の公布は通年で行われるから、ほとんどが年4回の定例会会期中に限られている自治体議会の会議も、2007年12月に三重県議会が踏み切ったように、ほぼ通年の活動が求められるようになる。(中略)すべての自治体議会の議員に同一の条例案の立案や審査の能力が求められるとも言えないが、議案の審議についても単に会議に出席すれば足りるという時代は過ぎ去った」(「分権改革の動態」金井利之等編)